作家生活の戦略 1(カウンセリング) 山川健一

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「私」物語化計画 2022年11月11日

特別公開:作家生活の戦略 1(カウンセリング) 山川健一

11月8日の火曜日、ポケモンGOをやりながら世田谷区の緑道を歩いていた。2週間しか登場しない伝説のポケモン、アクジキングがレイドバトルに登場したので、歩きまわっていたのである。

緑道は人工の小川沿いに続いており、夜でも街灯で明るい。小学生たちの集団が、僕と同じ目的で、走っていった。

それは良いのだが、大勢の人が空を見上げている。スマホで写真を撮ったりしている。そんな彼らの顔を見ながら歩いて行き、ふと足を止め、1人のご婦人に聞いてみた。

「月を見ているのですか?」

「月蝕よ。次に見られるのは400年後なんですってよ」

僕は彼らに混じって、しばし欠けていく月を見上げていたのであった。

天体ショーを見ていると、誰でも言うことだろうが、人間の営みなど小さいものだと思う。

その後無事にアクジキングも捕獲し、部屋に帰って寝た。今日は単行本(略)の原稿を書き、また月を見上げてみると赤みを帯びた満月が東京の空に浮かんでいた。うん、人間は小さいと再確認。

それからコーヒーを淹れて、こうしてこの連載原稿を書いている。

今週は、作家生活の戦略について考えてみる。会員の皆さん全員に向けたカウンセリングということになるだろうか。

  1. スケジュールを立てる
  2. モデルチェンジの時期を見誤らない
  3. 作品を書きながら計画的なインプットを怠らない
  4. 人生のプロットについて考える
  5. 時には月を見上げる大らかさを忘れない

以上の5つが大事である。順番に述べていこう。

 

【スケジュールを立てる】

まだ公にはデビューしていない人も、新人作家の人も、すでに数多くの単行本を刊行した作家の方々も、スケジュールを立てることは大事である。

小説家という仕事は──続きはオンラインサロンでご覧ください)

 

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