キャラクターメイキングの技術を磨く 5 ここまでの纏めをしておきます- Survival 山川健一

キャラクターに関する今回の連載について、ここまでのロジックの部分を簡潔に纏めておきます──

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「私」物語化計画 2022年2月4日

特別公開:キャラクターメイキングの技術を磨く 5 ここまでの纏めをしておきます- Survival 山川健一

【ここまでのロジックのまとめ】

キャラクターに関する今回の連載について、一度わかりやすくまとめて欲しいというリクエストがあった。話があっちあこっちに飛びすぎてわかりにくかったのかもしれない。反省して、ここまでのロジックの部分を簡潔に纏めておきます。

 

《キャラクターは作家の内側から登場する》

ストーリーあるいはプロットは楽曲みたいなものであり、楽譜に出来る。キャラクターは歌手みたいなものであり、同じメロディを歌っても、そいつを譜面に起こすのは不可能なのだ──(中略)──

 

《「結末」を先に書く》

小説の書き方には「書き出しの現象学」と「グランド・イリュージョン」という方法がある。つまり、1行目から順番に書いていき、途中で何度も推敲する方法と、結末を決めてから書き出す方法がある。この場合──(中略)──

 

《冒頭の欠落に結末部分が含まれるケース》

向田邦子「かわうそ」は冒頭で主人公の指先から煙草が落ち、彼が脳梗塞を患っているという暗示がある。すると結末は──(中略)──

 

《二種類の欠落》

物語の冒頭には「欠落」「欠如」がなければならないが、物語の前提になる欠落には二種類ある。

  1. 世界の存続に関わる欠落。
  2. 登場人物に関わる欠落。

血沸き肉躍る──(中略)──

 

【サバイバル!】

さて、今は非常事態である。言うまでもなく、オミクロンのことだ。暗くなるのでこの連載ではコロナのことにはなるべく触れないようにしてきたつもりだが、さすがにここまで来ると無視できない。東京都では2日、新たに2万1,576人の新型コロナウイルスの感染が確認された。東京都で1日の感染者が2万人を超えるのは初めてで、都は今後1日に2万人規模の感染確認が10日間続いた場合、自宅療養者はおよそ19万3,000人にのぼると想定している。

なんということなのだろうか。

オミクロンは──以上がここまでのまとめですが、今後も続きます。

 

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