ChatGPTでキャラクター・メーキングする方法 04 現実が凝縮されどこかで臨界点を迎え爆発する 山川健一
──小説というものは現実の模倣ではなく、現実が凝縮されどこかで臨界点を迎え爆発する──というような仕組みの上に成り立っている
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2024年9月20日
特別公開:ChatGPTでキャラクター・メーキングする方法 04 現実が凝縮されどこかで臨界点を迎え爆発する 山川健一
僕がこの原稿で書きたいのは、「ChatGPTはプロット作りは上手くないが、キャラクター・メーキングのバリエーションは豊富だ」ということだ。
小説というものは現実の模倣ではなく、現実が凝縮されどこかで臨界点を迎え爆発する──というような仕組みの上に成り立っている。
だからこそ登場人物達も現実の作者、つまり僕ら以上に異端的であり、常軌を逸しているとまでは言わないが非常識な存在にする必要がある。
それが文学というものだ。
ChatGPTによるプロット作りがうまくいかないなと僕が感じるのは、細かな条件設定が出来ていないせいかもしれない。キャラクター・メーキングの方は、「異端」という言葉で煽ったら、俄然面白いアイディアを出してきた。ChatGPTが「異端者」という言葉に食いついてきて、小説のプランにエネルギーが生じてきたのだ。
というわけで、先週の続きである。
▶3人の間に恋愛感情は生まれますか?
ChatGPT:
──(中略)──
さて、ChatGPTが数十秒でアウトプットしてきた文章を、こちらは何時間もかけて繰り返し読むわけだが、その深い考察に驚かされる。
セックスすると「たとえば、一時的な親密さが、後に対立や別れを引き起こすことも考えられます」などという分析は、お前はなぜそんなことがわかるんだよ、と舌を巻くしかない────続きはオンラインサロンでご覧ください)
山川健一/今井昭彦/葦沢かもめ
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