2020年1月24日 / 最終更新日 : 2020年1月24日 kudzilla お知らせ 特別公開:基礎的な文法の話──文体とは目的ではなく痕跡なのだ 山川健一 前回、江藤淳が「作家は行動する」という本の中で、作家は文体によって行動するのだと述べていることは紹介したが、これをわかりやすく表現すれば「作家は文体で物の見方を提示する」ということになるのではないだろうか。作家は文体で無 […]
2020年1月17日 / 最終更新日 : 2020年1月17日 kudzilla お知らせ 特別公開:講義:基礎的な文法の話──日本語の文体とは「語尾」である かつて文芸評論家の江藤淳が『作家は行動する』という長編評論を書いたことがあるのだが、彼はその本全体を通して「作家は文体で行動するのだ」ということを述べたのだった。 これをわかりやすく解説すると、書き手によって独特なリズム […]
2020年1月10日 / 最終更新日 : 2020年1月10日 kudzilla お知らせ 特別公開:基礎的な文法の話──文法とはあなたが書きたい言語の召使いなのである 山川健一 大切なのは、まず「何を書きたいか」ということが先にあり、言葉はそれを実現するために創造されたのだということだ。言語が発達したから物語が生まれたのではなく、物語を紡ぐために言語が作られていったのである。 — 次 […]
2019年12月20日 / 最終更新日 : 2019年12月20日 kudzilla お知らせ 特別公開:インタラクティブな講義──正義、逆説、脱構築、レトリック、 妖精と二人で書く 山川健一 文法の話が続き、皆さんが飽きてしまうといけないので、今回は別の話にします。なんだか国語の授業みたいになってしまっていて、僕としてもちょっと休憩したいので。 今週は皆さんの講義テキストへのコメント欄や、メールでの質問にお答 […]
2019年12月13日 / 最終更新日 : 2019年12月13日 kudzilla お知らせ 特別公開:基礎的な文法の話──主語と述語は愛し合っている 山川健一 助詞の問題と「接着剤のような言葉」の問題、その次に多くの作家志望の方がつまずくのは、主語と述語の問題だ。 主語と述語は深く愛し合っている関係なのに、これを無慈悲にも引き離しているケースが多々ある。主語が行方不明になってい […]
2019年12月6日 / 最終更新日 : 2019年12月6日 kudzilla お知らせ 特別公開:基礎的な文法の話──多くの文章は、接続詞の不在もしくは過剰によって停滞する 山川健一 「今週は接続詞に関するアドバイスを書きます。どれが接続詞でどれが副詞なのか、あるいはそもそも、接続詞を品詞の一つとして独立させていいものなのだろうか──というような話だ。 文法の話など退屈だろうから、なるべく手短にすませ […]