晴れた日には永遠が見える、雨が降ったら小説を書こう 05 僕の少年時代がその時終わった 山川健一

──ヒロイン達は、読者やリスナーに、もう一度恋をする力をくれる。それがつまり、僕らが生きていくということだ。その力こそが、「書く」勇気となる──

 

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2025年9月19日

特別公開:晴れた日には永遠が見える、雨が降ったら小説を書こう 05 僕の少年時代がその時終わった 山川健一

【課題のリマインド】

この連載も中盤に差し掛かった。課題も既に4つ出し、何人かが送ってくれています。

その4つの課題についてリマインドしておく。

 

  • 「夏休みの思い出」について、自由に書いてみてください。
  • 身の回りの自然を描写してください。あなたの好きな自然を描写してください。近所の公園でも庭の花でもいい。
  • あなたにとっての「2人の恋人」とはどのような存在かを書き記してください。僕の場合なら「文学」と「ロック」。
  • 私の中の少年(少女)について書いてください。

 

これは基礎コース、実践コース共通の課題で、希望者は僕にメールで原稿を提出することになっている。僕は赤入れもしないし、「ここを直せ」なんてことも言わない。これはあなたが書く習慣を持続するためのエクササイズなのである。

この一連の課題は、アットランダムに出しているように見えて、実は僕が長年の経験から導き出した「書きたい気持ちを育む」「より良い小説を書けるようになる」という明確な目的意識に貫かれた戦略的なレッスンなのである。

無意識な少年・少女が、自然に囲まれた「夏休み」で幸福な時間を過ごし、その後の「私」を決定づける2つのものに出会う。

それがあなたの出発点である。

その出発点を確かめるために「私の中の少年(少女)について書いてください」という課題がある。

ほら、よく考えられているでしょう?

僕に提出するのが気恥ずかしいという方もいると思うが、誰にも見せないので書いてみてください。

 

【人は誰かを愛さないと生きていけない】

幸福な少年時代、少女時代はいつか終わる。

いつ終わるのか?

それは誰かに恋をした瞬間、あるいは恋愛というものの本質を知った瞬間に終わるのだ。少年・少女は恋を知って大人になる──それは甘美な経験の始まりでもあり、だが新鮮で苦しみ多き日々の始まりでもあるだろう────続きはオンラインサロンでご覧ください)

 

 

 

山川健一
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