『カラマーゾフの兄弟』から学ぶこと 03 10分でわかるストーリー 山川健一

──ドストエフスキーのこうした曖昧な宗教的・政治的立場は、読者である僕らを苛々させる。シンプルに言ってわかりにくい。本音はどちらにあったのか──

 

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「私」物語化計画 2024年1月26特別寄稿 栗山ラムネさん達からの質問に答える 山川健一日

特別公開:特別寄稿 会員さん達からの質問に答える 山川健一

今週からまた『カラマーゾフの兄弟』に戻ります。

サマセット・モームは『カラマーゾフの兄弟』を、「世界の十大小説」の一つに挙げている。

 

村上春樹さんは翻訳した作品『ペット・サウンズ』のあとがきで「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」と言っている。言うねぇ、春樹さん。もっとも僕は村上春樹の小説にドストエフスキーの影響を全く感じないが。

『カラマーゾフの兄弟』はキリスト教への信仰や、国家と教会、貧困、児童虐待、父子・兄弟・異性関係などさまざまなテーマを含んでおり、「思想小説」「宗教小説」「推理小説」「裁判小説」「家庭小説」「恋愛小説」としても読むことができる。今読んでもこれらのテーマ性は古くないのてある。

とりわけ貧困と児童虐待の問題、もう一つ父との相剋(母親よる加害)のテーマは、僕らが新しい小説を書く時にとても有効な資料になるだろう。

だ・か・ら、物語化計画の皆さんにこいつを読みなさいと勧めている。

物語は、カラマーゾフ家の歴史と人物紹介から始まる。父フョードルは、長男ドミートリイと遺産やグルーシェンカを奪い合って対立しており、次男イヴァンは無神論者である。三男アリョーシャは修道院で修行している善良な青年で、高僧ゾシマの弟子だ。

料理人のスメルジャコフはフョードルの私生児である。カラマーゾフの兄弟は4兄弟なのだ。

やがて、フョードルが殺害される事件が起こり、ドミートリイが容疑者として逮捕される。裁判ではイヴァンやカチェリーナが証言し、ドミートリイは有罪判決を受けます。しかし、実は────続きはオンラインサロンでご覧ください)

 

山川健一『物語を作る魔法のルール 「私」を物語化して小説を書く方法』

 

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