ChatGPTの衝撃 04 「怪物のデザイナーと少年」を叩き台にChatGPTの使い方を検証する 山川健一
ChatGPTに《「星新一賞」をとれる小説を書け》と指示を出しても書いてくれるわけではない。大切なのは使い方なのである──
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「私」物語化計画 2023年3月31日
特別公開:ChatGPTの衝撃 04 「怪物のデザイナーと少年」を叩き台にChatGPTの使い方を検証する 山川健一
M君が、コメント欄でChatGPTを利用した小説が文学賞を受賞したという記事を紹介してくれた。
2013年に創設された「星新一賞」(日本経済新聞社主催)は、農芸化学を学んだ理系作家の星新一にちなみ、理系的発想からうまれた短編作品を募集している。AIなどを「斬新な発想やイノベーションを生み出すもの」と位置づけ、人間以外が執筆した作品も受け付けているのだそうだ。
この賞を、「葦沢かもめ」のペンネームで活動する男性が「あなたはそこにいますか?」というAIを利用した作品として初めて、22年の一般部門優秀賞を受賞した。
しかし、ChatGPTに《「星新一賞」をとれる小説を書け》と指示を出しても書いてくれるわけではない。
大切なのは使い方なのである。
というわけで、既に僕が書き終えた「怪物のデザイナーと少年」を叩き台に、ChatGPTの使い方を検証してみよう。
どういう質問をするかでChatGPTの反応は変わってくる。
【プロットの構築】
ChatGPTに「怪物のデザイナーと少年」の冒頭のプロットを読ませ、続きを書いてもらうことにする──続きはオンラインサロンでご覧ください)