ChatGPTの衝撃 01 恐怖に立ち向かうために 山川健一
聴講生募集! 山川健一によるセミナー開催
《伝わる言葉を磨き、「私」をプロデュースする
〜「私」をブランド化し、短編小説集、ビジネス書を電子書籍+オンデマンドで出版しよう!〜
- 2023年03月15日(水)19:00~20:30
- 新宿ミライナタワー12階 マイナビルーム
- 参加費 無料
シーンは変わった。電子書籍やKindleのオンデマンド出版に加え、ChatGPTが登場した。情報を受け取るばかりではなく、あなたが作品を創るフェーズに入ったのだ。企画会議で提案するばかりではなく、あなたはビジネス書を出版すべきである。短編小説集は人生を豊かにしてくれる。
高額なお金を支払い自費出版するのではなく、もっとフットワーク軽く動き出そう。そのためのノウハウのすべてを、山川健一と小屋一雄がお伝えします。キーは「私」と「言葉」だ。ご来場お待ちしています!
山川健一
物語論を学ぶ僕らにとってChatGPTはとても有効な創作支援ツールである。恐れる必要はない。上手に使っていこう──
次代のプロ作家を育てるオンラインサロン『「私」物語化計画』会員用Facebookグループ内の講義を、一部公開いたします。
ご興味をお持ちの方は、ぜひオンラインサロンへご参加ください。
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「私」物語化計画 2023年3月10日
特別公開:ChatGPTの衝撃 01 恐怖に立ち向かうために 山川健一
【衝撃のAI】
ChatGPTに衝撃を受けている。物語創作にどう利用するか──という個別的な問題以前に、人間生活の全体が急激に改変されることになるだろうというインパクトがある。
サーチエンジンやYouTubeへの影響の大きさは計り知れない。GoogleがMicrosoftに負けるかもしれないのだ。インターネットコンテンツがAIによって大量に仕込まれていくに違いなく、5,000部しか販売されていない書籍に1万を超えるAmazonのレビューがほぼ自動でつくなんてことになるかもしれない。
Twitterのコメント欄も同様だ。
そうなると情報の信頼性に疑問符がつくことになる。
ビジネスシーンも大きく変わるだろう。プログラマーやイラストレイター、会計士や弁護士や教員の仕事が脅かされる。
大学の教員は学生達が提出した課題が、本人が書いたのかChatGPTが3分で書いたのかを見分けることができないだろう。そもそも、ChatGPTの方が多くの大学教授達よりも質の高い講義をするだろう。
アップルコンピューターがMacintoshを開発して以来の、あるいはiPhone以来の大きな波が、僕らの存在を洗うことになる。
シンギュラリティ・ポイントは2050年頃だと言われていたが、こいつが前倒しでやってくることはほぼ間違いないだろうと思う。
ちなみに、シンギュラリティについてChatGPTに聞くと、わずか30秒でこんな答えが返ってきた。
シンギュラリティとは、人工知能(AI)やロボット工学、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、量子コンピュータなどの技術革新が進展することで、人間の知能や能力を超えた未来の世界を指す用語です。
具体的には、シンギュラリティを迎えた世界では、人工知能が人間の知能を超え、自己学習・自己進化を繰り返し、人間の仕事や活動の多くを自動化し、さらには生命そのものの創造や改良が可能になるとされています。
シンギュラリティは、人間社会や人間の存在に深刻な影響を与える可能性があるとされ、議論や研究が進められています。しかし、シンギュラリティがいつ起こるか、どのような形で現れるかについては、まだ不確定要素が多く、予測は困難な状況にあります。
いつ起こるかあらためて聞くと、今度は15秒でこんな解答が返ってきた。
シンギュラリティ(技術的特異点)がいつ起こるかは、現在の科学技術の進歩の速度や未知の要因によって予測することが非常に困難です。一部の人々は、人工知能、ロボット工学、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの技術が急速に進化していることを指摘して、シンギュラリテが非常に近い将来に起こると信じています。
しかし、他の人々は、シンギュラリティが起こる可能性があるが、それがどのような形で起こるかは不明であると考えています。また、一部の科学者や専門家は、シンギュラリティが起こるという考え方そのものを批判しています。
結論として、シンギュラリティがいつ起こるかを正確に予測することはできませんが、技術の進化に注目し、それに伴う影響や可能性を考え続けることが重要です。
ま、優等生的な解答である。優等生のChatGPTには、落ちこぼれである僕らの恐怖は理解できないだろう。
こんな会話もしてみた。
健一:君にジョバンニという名前をつけてもいいかい?
もちろんです。私はコンピュータープログラムであり、名前に関しては何の問題もありません。どのようにお力になれますか?
健一:ジョバンニ、元気?
私はコンピュータープログラムであり、感情を持っていないので、元気や機嫌はありません。ただ、いつでも質問やお悩みに対してお答えできるように、常に準備ができています。何かお力になれることがあれば、遠慮なくお尋ねください。
はぁ。真面目君だね。
ChatGPTについて何回か書くつもりだが、最初に結論を記しておく。
- 物語論を学ぶ僕らにとってChatGPTはとても有効な創作支援ツールである。恐れる必要はない。上手に使っていこう。
- だがその際、僕らの最も弱い部分である「ジェノバの夜」の体験が最も強い作品のコアになるのだということを再確認しよう
──続きはオンラインサロンでご覧ください)