特別公開:現代小説のための設計図 山川健一

『今回は、これまでの講義の総まとめとして「現代小説のための設計図」を発表します。大阪でのスクーリングのライト版です。

可能な限りシンプルにしてあります。あなたが書きかけの小説を、この設計図──アーキテクチャに照らし合わせてもらうためです。』

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「私」物語化計画 2019年10月11日

特別公開:現代小説のための設計図 山川健一

今回は、これまでの講義の総まとめとして「現代小説のための設計図」を発表します。大阪でのスクーリングのライト版です。

可能な限りシンプルにしてあります。あなたが書きかけの小説を、この設計図──アーキテクチャに照らし合わせてもらうためです。

現代小説のための──としたのは、プロップやキャンベルが対象にしたのが昔話や神話だったのに対し、僕らが書くのはエンターテインメントや純文学、児童文学などの「現代小説」だからです。

過去のナラトロジーに敬意を表しつつ、そいつを脱構築(前回扱いましたが覚えてますか?)しないと使い勝手が悪いです。

 

現代小説のための設計図、簡単に言ってしまえばヤマケン・ナラトロジーには、2つの相反するナラトロジーがあります。

それは「書き出しの現象学」と「隠された父の発見/隠された秘密の開示」だ。

今回は「隠された父の発見/隠された秘密の開示」を紹介します。「隠された父の発見」は「発語以前」と「発語以降」に分けられる。

解説は、来週書きます。

▼現代小説のための設計図「隠された父の発見/隠された秘密の開示」(『「私」物語化計画』のためのナラトロジー)

【発語以前】(書き始める前)

・ジェノバの夜。
これは複数回存在する(中略)

・欲求の欲望化。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが人間の欲求を(中略)

◇自己実現の欲求(Self-actualization)
◇承認(尊重)の欲求(Esteem)
◇社会的欲求/所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)
◇​安全の欲求(Safety needs)
◇​生理的欲求(Physiological needs)

これらの欲求を(中略)

【発語以降】(1行でも書いた後)

1. 欠落/欠如の存在
・これはシンプルに「退屈」でもいい。プロメティウスによって知性の火をもたらされた人間は(中略)

2. 旅立ち セパレーション
・主人公は「嫌々」旅立つことが大事。これはいわば「母胎」を出て大人になるための出発なのだから、喜んで出かける人はいない。「ファーストガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」「ファイナルファンタジー」すべて(中略)

3. 通過儀礼 イニシエーション
・通過儀礼は1つではなく、複数なければならない。
・たとえば5つの通過儀礼がある場合、1つ目のステージボスを倒し(中略)

※悪の創造
[1] 関係性の中に悪は生じる。(共依存の例)
[2] 悪の(中略)

ストーリーラインの多層化を実現。

4. 助言者の出現

助言者とはプロップが言う「機能」のことであり(中略)

5. 「隠された父の発見/秘密の開示」
・大人になる過程を描くのが物語なので、ここは「父」でなければならず(中略)

6. 帰還 リターン
・これも喜び勇んで帰還する人はいない。
・帰還の前後には(中略)

──以上が「現代小説のための設計図──隠された父の発見」です。

この設計図の特徴は……(特別公開はここまで、続きはオンラインサロンでご覧ください)

 

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